収益0円〜数百円時代、どうやって心折れずにいられたのか

「たったの3円…これ、もうやめたほうがいいのかも」
「この1ヶ月、何してたんだろ…」

ブログを始めてしばらく経った頃、こんな風に自問自答したことはありませんか?
書いても書いても反応がなくて、収益画面には“ゼロ”か、せいぜい数十円。
一生懸命やっているのに、まるで誰にも見えていないみたいで、心がすり減っていく――。

この記事では、そんな「報われなさすぎて、やめたくなる時期」を、どう乗り越えてきたのか。
実際に9年かけてブログを続けてきた私、かすかくの体験をもとに、少し深くお話していきますね。

何をやっても“手応えゼロ”の毎日

私がブログを始めたばかりの頃、それはそれは静かで…
というか、あまりにも何も起きなさすぎて逆に怖かったんです。

「今週は3記事投稿したし、ちょっとは反応あるかも」ってワクワクしてアクセス解析を開くと、
はい、PVは今日も“1”。収益は“0円”。

その1PVが自分なのか、Googlebotなのか、それすらわからない。
「誰か…ほんとに、誰か見てくれてる?」って、何度も天を仰ぎました。

そのうち「これだけやって結果出ないってことは、自分が向いてないんじゃないか」とか、
「ブログで成果出せるのって、ほんとに一部のセンスある人だけなんじゃ…」とか、
だんだんネガティブ思考がぐるぐるしてきて、記事を書こうにも気力が湧かない日が増えていったんですよね。

そんな私が、なぜ書き続けることができたのか

それでもやめなかったのは、
「やめる理由」よりも、「続ける理由」の方がちょっとだけ強かったからでした。

最初に1円の収益が発生したときの感動。
「広告クリックされてる!?嘘でしょ…!」と、家族に報告して妻にクスッと笑われた日のこと。

その感覚が、ずっとどこかに残っていて。
どんなに辛くても、「あの“誰かに届いた”感覚をもう一度味わいたい」って、心のどこかで思ってたんです。

それに――
サラリーマンの仕事では、なかなか「自分で何かを生み出した」という実感が得られなくて。
ブログだけは、自分の手で、ゼロから何かを積み上げている感覚がちゃんとある場所でした。

収益が出ていなくても、PVが増えていなくても、
「何かを作った」「昨日の自分よりは少し前に進んだ」って、確認できる場所が欲しかったんだと思います。

心が折れかけたときに試していた“自分なりの3つの方法”

それでも、やる気がゼロに近い日ももちろんありました。
そんなときは、いくつかの“自分用の起動スイッチ”を持つようにしていたんです。

①「やらない勇気」を持つ

まずは、あえて何もしない日を作っていました。
「もう今日はPC開かない!」って決めて、お風呂長めに入ったり、早めに布団に入ったり。

不思議と、休んだ次の日って「よし、今日は何かやろうかな」って思えるんですよね。
焦りでガチガチになってた頭が少しゆるんで、「もう一回やってみよう」ってなる感覚。

それでもやる気が戻らないときは、「じゃあ今週は“観察ウィーク”にしよう」と割り切って、
サーチコンソールやアナリティクスを眺めて、ちょっとした変化を探すだけにしてました。

②「昔の記事を読み返して笑う」

あとは、最初に書いた記事を読み返すんです。
するとですね、「うわ、何この日本語」「伝えたいことどこ行ったの?」みたいなツッコミどころ満載の文章が出てきて、思わず笑ってしまうんです。

でも、その笑いと一緒に、「あれ、前よりちょっと書けるようになってるかも」って、自分の成長にも気づけたりするんですよ。

自己否定じゃなくて、「よくがんばってたな、あの頃の自分」ってちょっと愛おしくなるような、そんな時間でした。

③「ちょっと先を行く人の発信を見る」

そしてもうひとつの方法が、自分より半年だけ先にいる人の声を探すことです。

月1万円達成した人のnoteを読んだり、
「3ヶ月続けてやっと初収益が出ました」みたいなツイートを読んで、
「自分もあと数ヶ月で、こうなれるかもしれない」って未来を重ねてみるんです。

「成功者の体験談」じゃなくて、「今まさに頑張ってる人の声」って、刺さるんですよね。
自分にも届きそうなリアルがあるから、よし、もう少しだけやってみようって思えるんです。

0円〜数百円のあいだに積み上がっていたもの

この時期に見えてる数字は、確かにちっぽけかもしれません。
でも、実はこの時期が一番“自分の基盤”を作っていたって、今だからこそ言えるんです。

・検索意図を考えるクセ
・タイトルや見出しを試行錯誤する感覚
・画像の入れ方やCTAの位置を工夫する習慣
・Googleの気まぐれさに慣れておくメンタル耐性(笑)

これ、全部「収益ゼロ〜数百円」の時期に体で覚えたことばかりでした。
この期間がなかったら、のちにアクセスが爆伸びしたとき、正直、何も対処できなかったと思います。

「土の中で根を張ってたんだな」って、今なら本気で思います。

まとめ

結果が出ないときって、本当にしんどいですよね。
報われなさすぎて、時間だけが過ぎていって、自信もだんだん削られていって。

でも、もし今のあなたが、
「それでもやっぱり、書いてみたい」
「あと1回だけ投稿してみようかな」って思えるなら――

その気持ちだけでもう、すでに“勝ち”なんだと思います。

人と比べたくなる気持ちも、数字に一喜一憂しちゃうのも、全部まるごとでOKです。
だって、ちゃんと手を動かして、悩んで、それでも前に進んでいるんですから。

収益がゼロでも、あなたのブログには、もう“価値”が育ち始めていますよ。

それを信じて、また一歩。
かすかくも、あなたと一緒に歩いていますからね。

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